ウィーンとオペラ その2
19世紀末から今世紀前半にかけて、オペレッタ専門の作曲家がそれこそ綺羅星のように現れたが、ここにはカール・ミレッカー(1842-99、代表作《乞食学生》)、カール・ツェラー(..、代表作《小鳥売り》)、カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922、代表作《観光案内人》)、フランツ・レハール(1870-1948、代表作《メリー・ウィドウ》《ルクセンブルク伯爵》)、オスカー・シュトラウス(1870-1954、代表作《ワルツの夢》)、エーメリヒ・カールマン(1882-1953、代表作《チャルダッシュの女王》)それにロベルト・シュトルツ(1880-1975)を挙げておきたいと思います。石塚孝一氏によると、ウィーンのオペレッタの特色は、パリのそれともひと味違った"粋"な味わい、いわゆる"人情"をおもなテーマとする筋書きにふさわしくただちに情感に訴える旋律の魅力などに加え、"世紀末"という一時代の雰囲気を如実に映し出していたことにあろう。