人生における運という要素
人生における運という要素についての観念が、その後の世のなかの進化にともなって、ずーっと人類のあたまを占領して来たのにはなんの不思議もありません。
人間はそれ(運)を愛し、それに不安を感じました。
彼等は運と戯れて来ました。
戯れるのにこれ以上興味深いものは他になかったのです。
そうです。
興味ということばこそ、彼らが常に運に対応してゆくときの態度でした。
濡れ手であわをつかもうとする情熱・・・
そして努力した結果が無駄におわるかも知れないという不安・・・
それが人間の心を惹きつけて来たのであります。
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